2025年大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)につながる大阪メトロ中央線延伸部と、新設する夢洲駅(仮称)の整備費について、大阪市が当初見込みより129億円増えると試算していることが判明した。想定を超える地盤沈下に加え、地中にあるメタンガスの防爆対策などで大規模な追加工事が必要になった。

市は万博会場へのアクセス向上のため、咲洲にある中央線の終着駅「コスモスクエア駅」から、夢洲駅まで約3キロを延伸する計画で、現在は夢洲内で約1キロのトンネル工事を進めている。市は当初、延伸部の工事に約250億円かかると試算していた。

市によると、軟弱地盤への対応などで延伸工事に約40億円▽想定以上の地盤沈下に対応するため地中障害物の撤去に約17億円▽掘削予定地で見つかったメタンガスの防爆対策で約17億円——など計約96億円の追加負担が生じ、延伸部の整備費は約346億円に膨らんだ。

さらに中央線延伸とは別に、夢洲駅や駅周辺の整備でも、駅の構造強化や通路拡幅などで約33億円が追加で必要と試算している。

夢洲を巡っては、事業費の上振れが相次いでおり、大阪市中心部からのアクセス改善に向けて整備中の阪神高速「淀川左岸線」2期工事で、総工費が700億円増の1800億円超になっている。さらに21年12月には、夢洲への誘致を目指す統合型リゾート(IR)予定地の土壌対策工事として、市が約790億円を負担する方針も決まった。【田畠広景】

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大阪万博 夢洲鉄道整備に追加129億円 地盤沈下対策など

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