JR西日本は山陽本線厚狭~下関間の開業120周年を記念し、10月17日に下関駅から柳井駅まで往復する記念列車を運行。下関駅で出発式が開催された。当初は5月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、10月に順延されていた。

山陽本線(厚狭~下関間)開業120周年記念列車の出発式が下関駅で開催された

記念列車は「トワイライトエクスプレス」色のEF65形と、「SLやまぐち号」で活躍する35系レトロ客車を使用。多くの鉄道ファンや沿線利用者らが出発式を見守った。

山陽本線厚狭~下関間は1901(明治34)年、当時の山陽鉄道によって開業。1906(明治39)年に国有化され、線名が山陽本線となった。厚狭~下関間は長らく東京・大阪と下関・九州を結ぶ大動脈として機能し、「つばめ」や「あさかぜ」といった名列車を生んできた。現在、長距離の旅客輸送は山陽新幹線が担っているが、貨物輸送においてはいまも大動脈のひとつとして機能している。もちろん地域の足としてもなくてはならない存在だ。

開業120周年の記念列車は、日本旅行主催の貸切列車として運行された。35系レトロ客車を牽引する「トワイライトエクスプレス」色のEF65形1124号機は、2015年5月から2016年3月まで運行された特別な「トワイライトエクスプレス」の専用機として活躍。運行終了後も、引き続き「トワイライトエクスプレス」色で運用されている。当日は下関駅社員が製作したヘッドマークを掲出。柳井方はふぐ、下関方は下関駅の旧駅舎をデザインした。

「トワイライトエクスプレス」色のEF65形1124号機
ヘッドマークは柳井方にふぐ、下関方に下関駅旧駅舎をデザイン
「SLやまぐち号」の専用客車である35系レトロ客車
35系レトロ客車の普通車
展望車マイテ49形を再現したグリーン車
ドア付近もレトロな雰囲気

35系レトロ客車は2017(平成29)年、山口線を走る「SLやまぐち号」の専用客車としてデビュー。戦前・戦後の特急「富士」「つばめ」などに使用された展望車マイテ49形、戦前から全国で活躍した旧型客車オハ35形・オハ31形を再現している。

発車に先立ち開催された出発式の中で、JR西日本広島支社企画副支社長の宮本晃氏は、厚狭~下関間開業の意義について、「山陽鉄道の東端の神戸、そして東京・新橋がひとつの線路で結ばれたということを意味しています」と述べた。

出発前には、下関管理駅長が明治時代後期に使われた振鈴(しんれい)を振り、カランカランと音を鳴らせ、発車を知らせた。下関市長の前田晋太郎氏ら出席者をはじめ、多くの人々に見守られながら、記念列車は10時38分に下関駅9番ホームから発車。柳井駅まで山陽本線を往復した。

今回はテールマークを取り外しての運転だった
JR西日本広島支社企画副支社長の宮本晃氏が挨拶
記念列車は10時38分に下関駅を発車。柳井駅まで往復した

なお、JR西日本は12月31日まで、下関駅(みどりの窓口)と新下関駅(新幹線口)にて「「山陽本線 厚狭~下関間開業120周年記念乗車券・記念入場券」を販売する。

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JR西日本35系客車&EF65形、山陽本線の記念列車 – 下関駅で出発式

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