青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道で毎年恒例の「鈴虫列車」の運行が始まっている。駅員らが育てたスズムシは列車の車両や駅の待合室などに涼しげな鳴き声を届け、乗客たちは一足早い秋の訪れを感じていた。

鈴虫列車の始まりは1986年。趣味でスズムシを飼育していた当時の駅長が、増え過ぎて置き場のなくなったスズムシを駅舎に持ってきたところ、当時の社長が列車に乗せようと提案したとされている。

その後、スズムシは毎年駅員らの手によって育てられることとなった。35周年を迎えた今年は300匹余が育ち、車両内の2カ所に加えて津軽五所川原駅、金木駅、津軽中里駅の駅舎や待合室に1日から展示されている。

東京から旅行で訪れた会社員の佐藤和典さん(24)は「昔飼っていたので久々に鳴き声を聞いて懐かしい気分がする」と笑顔。五所川原市内の家事手伝い、平山里香さん(52)は「秋が来たなという感じで雰囲気があっていいと思う」と話した。

乗務員を務める津軽半島観光アテンダント推進協議会の坂本清雪さんは「新型コロナウイルスの影響で県内でも施設の休業が相次ぎ外出が制限されているが、県内の方もぜひ気分転換に乗って季節を感じていただければ」と呼びかけた。【江沢雄志】

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津軽鉄道で恒例「鈴虫列車」 一足早い秋の訪れ告げ 青森

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