鉄道車両向け空調装置などの検査不正に揺れる三菱電機の社長に漆間啓専務が28日、就任した。同社ではここ数年、品質問題や深刻なパワハラなどの労務問題が立て続けに発覚。その都度再発防止を誓うも、うみを出し切れなかった。漆間氏が「物が言えない」と指摘する企業風土の抜本改革は待ったなしだが、長年の悪弊を取り除くのは容易ではなく、信頼回復への道は険しい。
「企業風土の刷新と信頼回復に全力を挙げて取り組む」。漆間氏は28日、東京都内で開いた記者会見で改革への決意を表明した。品質担当の執行役を置くほか、異なる考えを取り入れるため外部から執行役を招く方針も明らかにした。
検査不正を受け、同社は不正を申告した従業員について処分しないと社内で伝え、外部調査委員会への協力を呼び掛けた。調査委は27日に全従業員を対象にアンケート調査を始めた。
ただ漆間氏は、引責辞任した杉山武史前社長の風土改革を経営中枢で支え、不正があった「社会システム事業」の担当役員を務めた時期もあり、出直しを期す同社のトップとして適任か疑問視する声がある。選出に当たった指名委員長の薮中三十二社外取締役は、こうした点が議論になったことを認めた上で「結果で見てもらうしかない」と語った。
三菱電機は、外部委員会の調査結果を9月に公表し、役員を含めた社内処分を実施する考え。取締役として残った柵山正樹会長の処遇も焦点となりそうだ。

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三菱電、険しい信頼回復=風土改革、待ったなし

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