中国のあるネットユーザーから重慶市の鉄道会社に女性専用車両を設置してほしいとの要望が寄せられたが、鉄道会社はこれを拒否。その理由が話題になっている。20日付で中国メディアの観察者網が伝えた。

要望が寄せられたのは7月12日のこと。このユーザーは6月25日に痴漢の現場を目撃したといい、時間帯によっては車内が相当混み合うことからラッシュ時だけの特別な措置として女性専用車両などの設置を提案した。

これに対し、重慶軌道交通は14日に「設置しない」との回答を発表。その理由として、「法律を守ってきちんと乗車している男性への差別になる」「一般の車両に乗車する女性客への心理的なプレッシャーを生むことになる」を挙げ、「女性専用車両の設置は、男性の平等に公共資源を利用する権利を排除するものである」との考えを示した。

そして、「旅客量の多い駅には係員を配置している。困ったことに遭遇した場合は、大声を上げたり、周囲の乗客や駅係員に助けを求めたりして、すぐに(相手の行為を)制止、通報し、目撃者などの証拠を集めるようにしてほしい」と呼び掛けている。

この回答について、ネット上では支持する声が多数を占めており、「問題ないと思う」「特別にすることこそが差別の始まり」「女性専用車両の設置は根本的な解決にならない。性犯罪者への罰則を強化すべき」「本質は痴漢や盗撮魔を打倒することであって、女性を専用車両に避難させることではない」などの声が上がった。

また、「女性専用車両は男性に対しても女性に対しても差別的」「それなら、男性専用車両やペット専用車両、高齢者専用車両、障碍者専用車両、喫煙者専用車両…なども設置しないと」などの声も出ているという。

中国ではこれまで、深セン市や広州市の地下鉄で「女性優先車両」が設置されてきたが、「専用」ではないこともあり、同車両に乗り込む男性も少なくなかった。(翻訳・編集/北田)

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「男性への差別になる」女性専用車両の設置を鉄道会社が拒否—重慶市

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