三菱電機が鉄道車両向け空調装置で、出荷前の検査を不正に行っていたことが30日までに分かった。架空のデータを用いて適正な検査を実施したように装うといった行為を1980年代から30年以上続けていた疑いがある。同社は不適切な検査を認めた上で、「安全性に影響はない」と説明している。
不適切検査は、今月中旬の社内調査で発覚。三菱電機によると、長崎製作所(長崎県時津町)が製造する空調装置で、顧客から指示された検査方法を守らず、一部の検査を怠ったり、架空のデータを用いたりしていた。既に対象製品の出荷を停止し、調査を進めている。納入先の鉄道事業者へも説明を始めたという。
鉄道用空調装置は、夏季の冷房から冬季の暖房まで、車内環境を快適に保つ設備。三菱電機は国内市場でトップクラスのシェアを持ち、国内の新幹線、特急電車、通勤電車などに広く採用されている。海外展開も積極的に進めている。
〔写真説明〕

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三菱電機、不正検査=鉄道車両用空調、30年以上か

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