伊豆急行は10日、外装・内装をリニューアルした地域プロモーション列車「リゾート21 キンメ電車」の見学会を実施した。4年に1度の定期点検にともない2020年12月から運行を休止しており、半年間のリニューアルを経て6月11日から運行を再開する。

外装・内装をリニューアルした「リゾート21 キンメ電車」の見学会が伊豆高原駅で行われた

「リゾート21」(2100系)は1985(昭和60)年にデビューし、計5編成を投入。現在、1988(昭和63)年登場の3次車が「キンメ電車」、1990(平成2)年登場の4次車が「黒船電車」、1993(平成5)年登場の5次車(アルファ・リゾート21)が「THE ROYAL EXPRESS」として活躍している。3次車の「キンメ電車」へのリニューアルは2017(平成29)年。東伊豆エリアを代表する特産品の金目鯛をコンセプトに、赤色を基調とした車体デザインとなり、号車ごとに伊豆急行沿線6市町がPRを実施している。

今回のリニューアルでは、車体における赤色とシルバーグレーのグラデーションは維持しつつ、屋根上も赤く塗装することで、より色鮮やかな車両となった。窓下のライン代わりにゴールドの金目鯛などが泳ぐイメージを表現したデザイン、「Resort21」の「o」を金目鯛の目に見立てたオリジナルロゴもリニューアル前とほぼ同じだが、車体前面にあった「Izukyu KINME Train」と「Resort21」のロゴはなくなっている。3号車のドア付近では、フォトスポットを意識した装飾が行われ、「キンメ電車」のキャラクター「ニツケちゃん」をエンブレム風にデザインした。

「リゾート21 キンメ電車」が入線
リニューアルで車体全体が赤色塗装に
「ニツケちゃん」をエンブレム風にデザイン


3号車「キンメダイ博物館」の車内。伊豆の金目鯛に関するイラストに加え、椙下聖海氏の漫画『マグメル深夜水族館』も紹介

車内もリニューアルされ、各市町によるPR装飾もボリュームアップ。1号車は南伊豆町の観光スポットを出入口付近から楽しめるように装飾され、2号車は下田の海をイメージしたブルーを基調に、下田市を代表する観光スポットをデザインした。4号車は河津町、5号車は東伊豆町、6号車は伊東市、7号車は熱海市のPR号車となっている。すべての座席に金目鯛のイラストが入った。

3号車の「キンメダイ博物館」では、「海の手配師」石垣幸二氏(下田市出身)の監修、漫画家・椙下聖海氏(伊東市出身)のイラストで、伊豆の金目鯛について紹介。椙下氏の作品『マグメル深夜水族館』(新潮社「くらげバンチ」にて連載中)のパネルも掲出された。

リニューアルに合わせ、1・7号車の展望席と3号車を除く各号車に電源コンセントとUSBポートが新設された。1・7号車は連結部側の客室内に3カ所、2・4・5・6号車は客室内に5カ所、いずれも山側座席横の広告枠の下に電源コンセントとUSBポートを2口ずつ設けている。



海側の座席は車窓風景を楽しめる配置に。山側の座席に電源コンセントとUSBポートが新設された


車内のPR装飾もボリュームアップ。展望席は感染症対策のため、一部座席が使用停止となっている

「リゾート21 キンメ電車」の見学会は伊豆高原駅の3番線ホームで行われた。密を回避する目的もあり、直前の告知で平日日中の開催となったが、こどもたちを連れた家族の姿も見られ、車内のPR装飾などゆっくり見学しながら楽しんでいた様子だった。同列車は6月11日から熱海~伊豆急下田間の普通列車で運行開始する予定。感染症対策のため、展望席の一部座席が使用停止となる。

なお、伊豆高原駅「やまもプラザ」の改札前展示室にて、漫画『マグメル深海水族館』の複製原画特別展示もスタート。トートバッグやクリアポストカード、マスキングテープなどのグッズ販売も行う。特別展示・グッズ販売ともに7月31日まで実施予定とのこと。

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伊豆急行「リゾート21 キンメ電車」リニューアル、コンセント新設

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