中国は全土に高速鉄道網を張り巡らしており、2020年末の時点で「中長期鉄道網計画」の目標とする「八縦八横」構想を7割まで完成させた。

しかし、中国は2021年に入ってから、これまでのように積極的に高速鉄道を建設する方針を改めると発表しているが、一体何があったのだろうか。中国メディアの騰訊は5日、高速鉄道建設の見直しは「建設すればするほど赤字になるためだ」と理解を示す記事を掲載した。

記事はまず、これまでの高速鉄道建設の歩みを振りかえり、中国の経済成長を促進するうえで大きな役割を果たしたと紹介した。中国人の生活が格段に便利になり、普通列車の2倍から3倍の速度で、飛行機よりも気軽に利用できる高速鉄道は営業距離で世界一になり、中国人の誇りとなってきた。「豊かになりたければまず道を作れ」という言葉のとおり、交通インフラの発達は国の経済発展を後押しするものだと高く評価している。

しかし、今回の見直しで今後は「建設に慎重になる」ことが決まった。これからは提示された高い条件を満たす都市だけが高速鉄道を建設することができ、条件に届かないと思われる多くの都市では、「心待ちにしていた人々の夢が砕かれた」と失意の大きさを伝えている。

とはいえ、それも仕方がないようだ。建設コストが高くて資金が回収できず、「作れば作るだけ赤字になる」からだ。では、高速鉄道の目的の1つである「経済促進」は今度どうなるのだろう。記事は、すでにインフラ整備は十分整っており、心配するには及ばないと安心させた。高速鉄道建設がなくても十分経済発展を続けられるとしている。

高速鉄道建設はこれまで経済促進の目玉の1つだったが、建設にお金がかかるだけでなく、維持管理にも莫大な費用がかかっている。現実にはほとんどの路線が赤字であり、この方針転換は当然の成り行きと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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作れば作るだけ赤字になる。だから高速鉄道は「建設計画を見直し」=中国

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