中国の鉄道網は全国に張り巡らされ、営業距離は2021年の時点で14万6300キロメートルに達している。そのうち4分の1に当たる3万8000キロは高速鉄道だ。中国は鉄道建設をさらに進める予定だが、今後方針を変えるという。中国メディアの百家号はこのほど、新たな鉄道建設の方向性について分析する記事を掲載した。中国人としては「どう受け止めたら良いのか悩ましい」ようだ。

記事はまず、2021年3月に中国政府が提示した調整について紹介した。これまで中国は全土に鉄道網を張り巡らすことを優先し、やみくもに建設してきたところがある。「ほとんどの路線が赤字」なのが現状で、今後は方針を改め、収益の見込みのある路線だけを建設することになるという。当然の調整とも言えるが、現状を鑑みると基準を満たす路線はあまりないとの見方もある。

しかし、悪いことばかりでもないようだ。記事は、今回の方針転換には3つの利点があると指摘している。「大都市と周辺都市の交通が一層便利になる」こと、「省都と大都市の経済発展」を優先的に促すこと、そして「経済の遅れた中西部の負担を減らす」という利点だという。鉄道建設は国と地方自治体が共同で費用を負担しているので、建設する都市を絞ることで貧しい地域にとっては負担軽減になるという。

ほとんどが赤字路線にもかかわらず、これまで破竹の勢いで建設を続けてきただけに、今回の調整に納得している中国人は多いようだ。記事に対して、「成果でメンツは立つが、借金は膨大だ。いつになったら回収できるか分からない」、「むしろ小型の空港をたくさん作ったほうが良い」といった意見が多かった。

これまでの建設ラッシュは、国の経済活性化の意味が大きかったのだろう。今後は厳選された路線だけを、セーブしながら建設していくことになるようだ。それだけ中国の鉄道網拡大には目処が付いたということかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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中国高速鉄道の建設も「方針転換」か、戸惑いを見せる中国人も

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