小田急電鉄は28日、今年度の鉄道事業設備投資計画について発表した。5000形を増備して通勤環境のさらなる改善を進めるとともに、「サービスの向上」「安全対策の強化」に重点を置き、2021年度は総額254億円の設備投資を行うとしている。

小田急電鉄の新型通勤車両5000形

新型通勤車両5000形は今年度、4編成を増備する。5000形は複々線完成後に登場した新たな通勤車両で、拡幅車体を採用し、空間の広さを追求したデザインによる快適な車内が特徴。車内防犯カメラを設置し、車いすスペースを各車両に1カ所設けるなど、安心感と優しさのある車内環境としている。

今年度は通勤車両1000形2編成のリニューアルも行い、車いすスペースや車内LCD表示器、自動放送装置を設置するほか、制御装置の更新等による省エネルギー化、床下機器の低騒音化など、環境面にも配慮する。

新型通勤車両5000形の車内
1000形リニューアル車
中央林間駅イメージ

サービス向上の施策として、中央林間駅の改良も推進。大和市が策定した「中央林間地区街づくりビジョン」にもとづき、市と協議を進め、東口新改札口を年内(秋頃の予定)に供用開始する。東側への改札新設により、駅北東方面へのアクセスが向上し、連絡通路の混雑緩和も期待されているとのこと。駅改良工事に合わせ、ホームドアの設置も進めるとしている。

安全対策も強化し、新宿駅8・9番ホームと登戸駅3・4番ホームにホームドアを設置。今年度中に使用開始する。設置するホームドアは、新型QRコード(tQR)による「ホームドア自動開閉制御システム」を採用し、車掌の列車扉操作に連動してホームドアが開閉するという。今後は引き続き、1日の利用者数10万人以上の駅へ優先してホームドアを設置する予定としており、2022年度は町田駅、相模大野駅、海老名駅、本厚木駅、中央林間駅、大和駅への設置が計画されている。

登戸駅ホームドア(写真は2番ホーム)

自然災害への対応として、大雨による土砂崩壊などの被害を抑制するため、昨年度に続いて愛甲石田~伊勢原間と東海大学前~秦野間において法面の強度向上を図る改修工事を進める。多摩線では排水設備の整備などにより、健全度の向上を図る。また、今年度から町田~相模大野間と渋沢~新松田間の橋梁の耐震補強も進めるとのこと。

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小田急電鉄5000形、4編成を増備 – 2021年度の鉄道事業設備投資計画

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