台湾東部の花蓮県内で2日午前に発生した特急「タロコ号」の脱線事故について、福建省メディアの海峡導報は3日、「管理に手落ち、施設は老朽化、斜面の防護は不備……台湾の美しさの背後には凶悪な危険が潜む」と題する記事を発表した。台湾メディアは同事故について日本時間3日午後10時現在、死者が51人に達したと報じている。
記事は、台湾で鉄道事故が多発していることは、管理の官僚化、施設の老朽化、沿線の山の斜面の防護の不備と関係があると主張した。
さらに、台湾の多くの場所では人々が制限なく線路内に立ち入ることができると指摘。内部でローソクを灯す紙で作った「天灯」と呼ばれる小さな熱気球を、旧暦1月15日には多くの人が夜空に盛大に放すことで有名な平渓では、人々が線路敷地内に入って「天灯」を放すことが観光の名物になっているとして、「観光客が(やってきた列車)をかわすことができなかったり、線路を故意に破壊する悪人が出た場合、その結果は想像を絶する」と論じた。
2日の事故は、線路上方にある道路から工事用車両が転落してタロコ号に接触したことがきっかけだったとされる。記事によると、大陸側では「斜面に防護施設があれば、大惨事は防げた」と主張するネット投稿が見られるという。
記事は、台湾では鉄道だけでなく道路への落石も多いと説明。落石事故は近年になり多発し、命を落とした観光客もいると論じ、さらに台湾では地震が多いにもかかわらず、交通路線の脇の山斜面が防護ネットで覆われている比率は高くないと指摘した。
記事は最後の部分で、「台湾は毎年、大金を投じて米国から武器を購入している。しかし、武器で台湾海峡に平和と安全をもたらすことはできない。もし限りある金銭を民生のために投じて、施設の更新をし、両脇の斜面の防護施設を完備させれば、人々の安全をよりよく保障できるはずだ」と主張した。(翻訳・編集/如月隼人)

#台湾 #事故 #中国 #武器


台湾鉄道事故受け中国メディア「米国から武器買う金あるなら山斜面を防護せよ」

関連記事

一般の部大賞は「サフィール踊り子」を捉えた1枚 第14回タムロン鉄道風景コンテスト審査結果発表

地味なイメージの一新目指す「JR相模線」、その100年の歴史とは

【現場から、】SL食堂でコロナ禍を乗り切れ

鉄道イベント「高額化」に驚き コロナ禍も影響?1泊10万円の体験ツアーも登場

JR東日本「長岡車両センター見学会」開催、EF81形・EF64形など展示

山陽 九州新幹線用 8両編成 N700系 JR西日本 S編成 の座席モケットを手に入れるチャンス