静岡県の川勝知事は23日の定例記者会見で、リニア中央新幹線静岡工区の水量問題を協議する国の有識者会議で座長を務める中央大学研究開発機構の福岡捷二機構教授(河川工学、水災害工学)を「座長として『御用学者』に近い」と痛烈に批判した。会議がJR東海の主張に沿って進んでいるとして、「中立性を保って堂々と論陣を張られる風格はない」と述べ、座長交代の必要性にも言及した。

有識者会議は22日に10回目の会議が開かれ、工事をしてもJR東海の予定する対策を取れば影響は抑えられるとする中間報告の素案が示された。川勝知事は、有識者会議と事務局の国土交通省鉄道局、JR東海の3者を「三位一体」と表現し、「腐臭を放っている」「(3者は)くさい関係だ」とののしった。

さらに、福岡氏について、「今まで最高の学者を見てきたが、その真逆だ」と酷評。赤羽国交相に座長交代の必要性を問いたいとの考えを示した。

一方、川勝知事は工事に伴い県外に流出する湧水を全量戻すことについて、「技術的に困難である」と述べた。そのうえで、「工事自体に黄色信号がともったという印象。赤の寸前だ」とし、早期の工事開始を改めてけん制した。


有識者会議・国交省鉄道局・JR東海は「くさい関係」…知事がののしる

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