大原美術館(岡山県倉敷市)が所蔵する名画を車両にラッピングした井原鉄道(同県井原市)の「アート列車」の出発セレモニーが21日、井原市七日市町の井原駅で行われ、沿線自治体の関係者ら約50人が試乗して乗り心地を確認した。22日から一般客を乗せての運行が始まった。【岩本一希】

既存車両の内外に、津山市の現代美術家、太田三郎さん(70)がルノワール▽モネ▽ゴーギャン▽エル・グレコ——などの名画32作品、42点を郵便切手風にアレンジしてあしらった。また、「乗る人も作品に参加してほしい」という太田さんの思いから、車内には切手の枠だけが描かれ、乗客が中の絵画のように記念撮影ができるスペースもある。大原美術館の担当者によると、ラッピングの名画は美術館とは違って走行中はトンネルや天候で光量が左右されるが、極力本来の色を再現できるように工夫されているという。

列車は2018年の西日本豪雨や新型コロナウイルスの影響で乗客が減少した井原鉄道が大原美術館と連携して企画。昨年11月に資金をクラウドファンディング(CF)で募集し目標額の250万円を上回る721万円が集まった。この日試乗した人の中にはCFで支援した人の姿も。10万円支援したという公務員の田中隆司さん(56)は「美術も鉄道も応援したいと思っていた。一度に何度でも楽しめる車両だと思う」と笑顔だった。

井原鉄道の藤本悌弘社長は「地域や社会を元気にしたい。車両が地域の人にとって自慢できる存在になってくれれば」と話していた。

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井原鉄道がアート列車運行 美術館所蔵の名画をラッピング 岡山

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