中国メディアの人民網によると、中国鉄路鄭州局集団は、同集団管轄内の高速鉄道路線で2月18日から21日までの4日間に、たこなどが架線に絡まる事故が15件発生し、うち8件は列車の運行の遅れをもたらしたことを明らかにした。中国鉄路鄭州局集団は河南省、山西省、陝西省、山東省のそれぞれ一部区域の都市間鉄道を運行する国有企業。

同集団でインフラ関連を担当する侯光輝氏によると、河南省の省都である鄭州市内の蝶湖公園とその周辺では、一部市民がたこ揚げや野外での食事を楽しむようになった。しかし同公園の近くには北京市と広東省広州市を結ぶ京広高速鉄道、鄭州市と安徽省阜陽市を結ぶ鄭阜高速鉄道、鄭州市街地と鄭州空港を結ぶ鄭機城際鉄道の路線が通っており、たこや軽量のごみ類、野外で食事をする際に用いたシートなどが風の影響により架線に絡まることが、列車の運行にとって大きな潜在的危険となっている。

また、たこが架線に接触した際には送電がストップすることもあり、列車の定時運行に影響が出るという。

鉄道部門では、列車に同乗したり、ドローンを飛ばしたり、衛星を利用したりして、鉄道の周囲を監視している。沿線の学校、工場、住宅地域、農村部に人を派遣して安全についての啓発活動も行っているという。

人民網によれば、中国では法令により、鉄道の架線から500メートル内でたこを揚げたり風船などを飛ばすことが禁止されている。違反した場合には企業や学校などの組織に対しては1万円以上5万元以下(約16万5000円−82万3000円)、個人に対しては500元以上2000元以下(約8200円−3万3000円)の罰金が科せられるという。(翻訳・編集/如月隼人)

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たこなどが高速鉄道架線に絡まる事故が多発、「大きな潜在的危険」の指摘—中国河南省

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