井原鉄道(岡山県井原市)が運行を予定している「アート列車」の車両を、大原美術館(倉敷市)が所蔵する名画でラッピングする作業が始まった。作業は3月5日までで、同月下旬から1日2往復程度、ルノワールやモネ、ゴーギャンらの名画で飾られた車両が、総社市から広島県福山市の41.7キロの井原線を走る。

 アート列車は、新型コロナウイルスの影響で乗客が減少した井原鉄道が、大原美術館と連携して企画。昨年11月に資金をクラウドファンディングで募集したところ、開始から5日で目標額の250万円を達成。最終的に721万円が集まった。

 15日に井原市の車両基地で公開された作業では、企画に携わった芸術家の太田三郎さん(70)や同美術館職員が立ち会い、作業員が車両側面の窓(縦95センチ、横110センチ)いっぱいに郵便切手風にデザインされた絵画フィルムを貼り付けていた。

 太田さんは「田園風景を走る列車を見て、写真を撮って楽しんだり、元気になってくれたりしてくれれば」。井原鉄道の担当者は「ラッピング作業に入ることができ、ほっとしている。まだまだ作業がたくさん残っているので、お披露目に向けて仕上げていきたい」と話していた。【岩本一希】

#美術館 #電車 #車両 #倉敷市


大原美術館の名画が田園疾走へ 井原鉄道がラッピング電車 岡山

関連記事

中国初の自動運転跨座式モノレールが登場—安徽省蕪湖市

一般の部大賞は「サフィール踊り子」を捉えた1枚 第14回タムロン鉄道風景コンテスト審査結果発表

地味なイメージの一新目指す「JR相模線」、その100年の歴史とは

【現場から、】SL食堂でコロナ禍を乗り切れ

鉄道イベント「高額化」に驚き コロナ禍も影響?1泊10万円の体験ツアーも登場

JR東日本「長岡車両センター見学会」開催、EF81形・EF64形など展示