阿武隈急行は3月13日に実施するダイヤ改正で、自然災害や輸送障害などに強い車両運用とするため、輸送体系を見直す。福島~梁川間、梁川~丸森間、丸森~槻木間の3エリアに分割し、これを基本とした車両の分離運用で列車を運行するという。

阿武隈急行の車両AB900系

同社は2019年の台風19号(令和元年東日本台風)で被災し、富野~丸森間が1年以上にわたり不通となるなど、車両の運用に大きな影響を受けた。災害発生以来、減便等による臨時ダイヤでの運行が続いたが、3月13日のダイヤ改正後は全線で通常運行となる。

■福島~梁川間で約40分間隔のパターンダイヤ導入

ダイヤ改正を機に、これまでの全線通しの輸送体系を見直し、梁川駅・丸森駅を境にエリアを分割。路線を3分割した車両の分離運用により、富野~丸森間での豪雨等の自然災害に対応し、輸送障害による運休・遅延などの影響を最小限のエリアで収束する体制とする。この影響で、梁川駅・丸森駅にて一部列車で同一ホーム乗換えが必要となる。

福島~梁川間では、ダイヤ改正に合わせ、約40分間隔のパターンダイヤを導入。運転間隔の均等化を図り、わかりやすい時刻設定とする。一方で、朝の上下各2本、夕方の上下各1本が減便に。通勤・通学時間帯となる平日朝(6~9時)の輸送力を確保するため、これまで同時間帯に1往復だった4両編成の列車を3往復に増やして運転(土休日は2両編成で運転)する。

■丸森~槻木間、夜間・早朝の東北本線との接続を改善

丸森~槻木間では、夜間の列車増発による最終列車の繰下げ、早朝の下り始発列車の繰上げを行い、槻木駅での東北本線との接続を改善する。ダイヤ改正後、下りは丸森駅23時23分発の最終列車を設定。上りは槻木駅0時34分発、丸森行の最終列車を設定し、現行の最終列車より1時間34分繰り下げられる。この列車は槻木駅で東北本線の上り最終列車(仙台発白石行、仙台駅0時2分発・槻木駅0時30分着)から乗換え可能。東北新幹線の下り最終列車(仙台駅23時47分着)からも乗り継げる。

下り始発列車は22分繰り上げ、丸森駅5時15分発・槻木駅5時37分着に変更。東北本線の下り始発列車(白石発仙台行、槻木駅5時40分発・仙台駅6時7分着)に乗り換えることができ、東北新幹線の上り「はやぶさ2号」(仙台駅6時36分発)にも接続する。

なお、丸森~槻木間では列車すれ違いの駅設備が2カ所(角田駅、東船岡駅)しかないため、パターンダイヤではなく、時間帯で異なる間隔の運転になるとのこと。

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阿武隈急行ダイヤ改正、梁川駅・丸森駅でエリアを分割しての運用に

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