東急建設・ホクコン・鉄道総合研究所(鉄道総研)が共同開発した鉄道高架橋柱の耐震補強工法「CBパネル工法」が、「既存鉄道コンクリート高架橋柱の耐震補強設計指針」改訂版に「繊維補強モルタル巻立て工法」として新たに追加された。

鉄道総研が発刊する「既存鉄道コンクリート高架橋柱の耐震補強設計指針」は、鉄道構造物設計標準・同解説に準じた設計法・施工法を取りまとめたマニュアルのひとつ。

今回、この指針に新たに追加された、柱部材の耐震補強工法「CBパネル工法」は、プレキャストパネルを埋設型枠として既設柱の周囲に配置し、さらに既設柱との隙間に高強度繊維補強モルタルを充填して一体化させる巻立て補強工法。

専門技術不要、狭い空間でも短工期で

同工法は専門技術も不要で、効率的、短工期、かつ狭隘(きょうあい)な空間条件でも、人力のみで施工できる。またプレキャストパネルは酸素や塩分などの劣化因子の浸透を抑えることから、耐久性にも優れている。

この改訂版での追加によって、高強度繊維補強モルタルを考慮したせん断耐力・変形性能を算定でき、より効率的な耐震補強を実現。

また、鉄道総合研究所が開発したソフト「JRSNAP」(静的非線形解析プログラム)や「VePP-Retrofit」(耐震補強された鉄筋コンクリート柱の性能照査支援プログラム)への実装も予定されており、構造物全体として耐震性を評価できるようになり、より効率的な耐震補強設計ができるという。

これまで神奈川県・千葉県内における鉄道高架橋柱工事に採用され、3月までに294本が施工された「CBパネル工法」。東急建設などは今後、全国展開に加え、地下鉄工事への普及もめざす。

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鉄道高架橋柱のより効率的な耐震補強と設計をめざす「CBパネル工法」を全国展開、地下鉄工事などへも展開へ

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