京阪電気鉄道が1月31日のダイヤ変更に合わせ、新たに営業運転を開始する3000系「プレミアムカー」。川崎重工が製造した新造車両で、車両型式は3850形。付随車で自重は28トン。アルミ合金製セミダブルスキン構造を採用している。

京阪3000系「プレミアムカー」の車内。横3列(2列+1列)のリクライニングシートを配置している

3000系「プレミアムカー」の外観は、一般車両にも使用される「エレガント・ブルー」(紺色)を基調に、出入口扉の周囲に金色を配し、窓下・窓上のラインも金色とするなど、8000系「プレミアムカー」のデザインコンセプトを踏襲している。一方で出入口扉を2枚扉とし、側窓形状を統一するなどの改良も加えた。車外の案内表示装置には、28.6インチ液晶の「infoverre(インフォベール) Windowシリーズ Barタイプ」を採用。台車は日本製鉄の「FS577」となっている。

車内の座席数は計40席。エントランス部を挟んで大阪側(7号車寄り)に横3列(2列+1列)のリクライニングシートを36席、京都側(5号車寄り)にリクライニングシートを4席配置し、大型背面テーブルを設置したほか、両端部の壁およびエントランス部のガラス仕切り壁にも大型テーブルを設けた。京都側の4席をはじめ、一部座席にインアームテーブルも装備している。窓配置と座席配置を最適化して眺望を確保し、座席の前後間隔は1,040mmに。コンセントは各座席に1個(AC100V-2A)。「KEIHAN FREE Wi-Fi」も提供する。

「ナノイーX」発生装置を内蔵した天井
大阪側の妻壁面に設置された非常通報装置
車内の案内表示装置に「infoverre」を採用
車外の案内表示装置は「infoverre Windowシリーズ Barタイプ」を採用
「エレガント・ブルー」を基調とした3000系「プレミアムカー」の外観
3000系「プレミアムカー」のデビューを記念したヘッドマークを掲出

京都側の4席に「背もたれヒーター」を搭載。エントランス部の京都側に車いすスペースとラゲッジスペースを設け、車いすスペースと大阪側の妻壁面に非常通報装置(インターホン式)を設置している。車内の案内表示装置は21.5インチ液晶の「infoverre」で、1両あたり4台。客室の天井に微粒子イオン「ナノイーX」発生装置を内蔵したほか、防犯カメラを1両あたり4台設けた。

■3000系「プレミアムカー」(3850形)の主要諸元

  • 車種 : T(付随車)
  • 自重 : 28トン
  • 車体 : アルミ合金製セミダブルスキン構造 大型押出形材構体
  • 台車 : 「FS577」モノリンク式(ダイレクトマウント空気ばね、トレッドブレーキユニット付)
  • ブレーキ装置 : 全電気指令式回生優先補足 予備ブレーキ付
  • 戸閉装置 : 単気筒ベルト駆動 再開閉付
  • 連結器 : 固定
  • 車内灯(客室部) : LED灯 AC200V 19台/両、DC100V 3台/両(予備灯兼用)
  • 車内灯(エントランス、アテンダント室、業務スペース) : LEDダウンライト DC100V 6台/両
  • 灯装置(車内灯を除く) : 車側灯(戸閉、非常知らせ灯)、扉開閉予告灯
  • 冷房機 : 24.42kW(冷媒R407C、4kWヒータ付) 2台/両
  • 送風機 : ラインデリア 4台/両
  • 暖房器(客室部) : シーズワイヤ式
  • 暖房器(車いすスペース部) : PTC式
  • 暖房器(アテンダント室) : 温風式
  • 暖房器(腰掛背ズリ部 ※一部座席のみ) : 半導体熱恒温素子式
  • 換気扇 : 2台/両(停電時非常換気機能付)
  • 案内表示装置(車内) : 21.5インチ液晶 4台/両(「infoverre」)
  • 案内表示装置(車外) : 28.6インチ液晶 2台/両(「infoverre Windowシリーズ Barタイプ)
  • 放送装置(車内外) : アナログ式 単独車内放送機能付
  • 乗務員間通話装置 : 乗務員、アテンダント間 三者通話機能
  • 非常通報装置 : インターホン式(京都側 : 車いすスペース部、大阪側 : 妻壁面)
  • 腰掛 : 自動回転座席(大型背面テーブル、一部インアームテーブル装備)
  • 旅客用コンセント : AC100V-2A 1個/座席
  • その他 : 防犯カメラ 4台/両、微粒子イオン「ナノイーX」発生装置 8台/両、タッチパネル式アテンダント操作盤、Wi-Fi

(※京阪電気鉄道提供の資料をもとに作成)

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京阪電気鉄道3000系「プレミアムカー」新造車両3850形、主要諸元は

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