京阪電気鉄道が1月31日の営業運転開始に先立ち、報道関係者らに公開した3000系「プレミアムカー」。8000系「プレミアムカー」のコンセプトや機能を継承しつつ、さまざまな改良を行った車両となっている。見学会で撮影した写真を紹介する。

3000系「プレミアムカー」は新造車両。「エレガント・ブルー」を基調とした外観に

3000系は中之島線開業のシンボルかつ次世代のイメージリーダーとして、2008年に新造された。10000系をベースに改良を加えたアルミ合金製・片側3ドア・8両編成の車両で、車体の上部に「エレガント・ブルー」(紺色)、下部に「アーバンホワイト」(白色)、帯線に「スマート・シルバー」(銀色)を配した外観デザインとなっている。

車内は横3列(2列+1列)の自動転換クロスシートを含むセミクロスシートの配置とし、さまざまな運用に対応可能。現在は出町柳~淀屋橋間の特急や快速特急「洛楽」などで運用されており、2017年には京阪特急のシンボルである「鳩マーク」と、「洛楽」の文字・マークを表示する液晶ディスプレイと装飾灯が設置された。

■窓配置と座席配置を最適化、座席の前後間隔も拡大

3000系は全6編成が活躍しており、1月31日のダイヤ変更までに全編成の6号車(京都側から6両目)を「プレミアムカー」に置き換える。3000系「プレミアムカー」は新造車両で、車両型式は3850形。製造は川崎重工。8000系「プレミアムカー」との調和を取りつつ、「エレガント・ブルー」を基調とした外観デザインとなった。出入口扉は3000系の一般車両と同じく2枚扉とした上で、周囲に金色を配し、特別車両のエントランスとしての存在感を際立たせている。

車内はエントランス部を挟んで大阪側(7号車寄り)に横3列(2列+1列)のリクライニングシートを36席、京都側(5号車寄り)にリクライニングシートを4席、計40席を配置。各座席にコンセントを設置し、無料Wi-Fiサービス「KEIHAN FREE Wi-Fi」も提供する。

3000系「プレミアムカー」を新造するにあたり、全座席の側窓形状を統一し、窓配置と座席配置を最適化することにより、どの座席からも車窓風景を楽しめるように改良された。あわせて座席の前後間隔を1,040mmに拡大(8000系「プレミアムカー」は1,020mm)している。座席のクッションを調節するなど、さらなる座り心地の向上もめざした。

両端部の壁とエントランス部のガラス仕切り壁の構造も見直され、壁に面した席でも大型テーブルの使用が可能に。京都側の4席にインアームテーブルを設けたほか、利用者からの意見を踏まえ、新たに「背もたれヒーター」を搭載した。エントランス部に隣接して、車いすスペースとラゲッジスペースも設置している。妻面の車内広告枠を活用したデザイン画は計12種類を用意し、車両ごとに異なるデザイン画を掲出するという。

車内の案内表示器にAGCのガラスサイネージ「infoverre(インフォベール)」、車外の行先表示器に「infoverre Windowシリーズ Barタイプ」を採用し、省スペース化を実現したことも特徴。8000系「プレミアムカー」の行先表示器はLEDだったが、3000系「プレミアムカー」の行先表示器は液晶ディスプレイ(LCD)となり、高精細な案内表示が可能になった。駅発車時、扉を閉めてから約5秒後に動画を流すしかけも用意しているとのこと。

3000系「プレミアムカー」が営業運転を開始する1月31日以降、平日・土休日とも昼間時間帯の原則すべての特急で「プレミアムカー」を利用できるようになり、朝夕のラッシュ時間帯と夜間の時間帯も本数を拡大する予定となっている。なお、今回の見学会の中で、3000系「プレミアムカー」の導入にともない置換えとなる一般車両に関して、今後の活用方法等は未定としつつ、廃車にはしない予定とのコメントも聞かれた。












































3000系「プレミアムカー」の車内























「プレミアムカー」(3850形)とヘッドマークを掲出した3000系の外観

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京阪3000系「プレミアムカー」新造車ならではの改良も – 写真69枚

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