日立製作所グループの鉄道システム事業を担う日立レール社は、イギリスの鉄道車両リース会社 Eversholt Rail(エバーショルト・レール社)と、英国都市間鉄道車両むけ蓄電池ハイブリッド駆動の採用にむけた契約を締結。

英国ロンドンと南西部都市ペンザンスを結ぶ都市間鉄道の、車両駆動用電源の一部を、既存のディーゼル発電機から蓄電池に置き換え、燃料使用量を20%以上削減をめざす。

英国の都市間鉄道車両に初めて蓄電池車両が導入されるかたち。この都市間輸送鉄道は、Great Western Railway(グレート・ウェスタン・レールウェイ社)が運営する。

日立が納入した車両36編成は、2018年8月にグレート・ウェスタン・レールウェイ社が運行開始して以来、イングランド南西部の乗客の旅を支えてきた。

今回は、車両の製造・メンテナンスを担う日立レール社と、車両を保有するエバーショルト・レール社とのパートナーシップで、最新の都市間鉄道むけ車両電源に蓄電池を導入。試験走行を通じ、革新的な技術が安全基準を満たし、旅客サービスを向上させることを実証する構え。

英国南西部とロンドンを結ぶ本路線は、一部区間が電化されているが、全長300マイルの路線の大半は、ディーゼルエンジンで駆動する列車が走る非電化区間。

今回の提携で、電化・非電化区間を走行可能な日立レール社製の5両編成バイモード車両の電源として、ディーゼルエンジンの代わりに蓄電池の使用を検討していく。

架線からの給電とディーゼルエンジンに加え、蓄電池を導入することで、さらなるハイブリッド仕様の車両を実現させる。

非電化区間では、ディーゼルエンジンによらず蓄電池の電気を使用し、燃料使用量と二酸化炭素排出量を20%以上削減。

また、駅や都市部を蓄電池のみで走行することで、大気への影響や、騒音の大幅な低減を実現し、乗客や沿線住民にとってより快適な環境を実現できる。

英国ロンドンと南西部の都市ペンザンスの間は、グレート・ウェスタン・レールウェイ社が運営する15の駅がある。今回の蓄電池ハイブリッド採用で、そのすべての駅の間が、蓄電池のみで走行する車両の恩恵を受ける。

日立レール社などは今後、英国の2050年ネットゼロエミッション目標にあわせ、2040年代後半までに、ロンドンとペンザンスを結ぶすべての区間で、ディーゼルエンジンによらずに走行できる、蓄電池都市間鉄道車両を開発していく構え。

#車両 #都市 #日立 #蓄電池


日立とイギリス鉄道車両リース会社、都市間鉄道に蓄電池ハイブリッド車両導入へ

関連記事

JR東海、東海道新幹線「S Work 車両」試行 – N700S専用サービスも

JR東日本「485系ジパング ファン感謝デー」盛岡車両センターで開催

国内線の一部欠航=西日本、鉄道も運休—台風14号

JR東日本E4系「Max」盛岡駅新幹線ホームで車内見学会 – 10/9開催

JR東日本、相模線E131系11/18デビュー! 2021年度中に12編成を導入

南田裕介さんらが奈良の鉄道を語る「スペシャルトークイベント」オンライン開催へ