三重県松阪市日野町の駅弁製造販売業「新竹商店」が、看板商品の「元祖特撰(とくせん)牛肉弁当」に貼る鉄道掛け紙シリーズの新作を製作し、10日から販売を始める。同シリーズの弁当は、県外からも買い求めに来るほど鉄道ファンに人気。新型コロナウイルスの感染拡大を受け新作を控えていたが、1年ぶりに発売する。

新竹商店は1895年創業。同弁当は、1959年7月の紀勢線全線開通を記念して販売を始めた。黒毛和牛の網焼きに秘伝のたれを絡めた肉が人気で、全国屈指のロングセラー駅弁になっている。

鉄道掛け紙シリーズは10年ほど前から販売し、最近は年3回ペースで新作を発表してきた。「紀勢貨物と桜」と題した27作目となる今回は、県内の鉄道ファンが熊野市の二木島駅付近で2002年に撮影した写真を使用。貨車を引いたディーゼル機関車「DD51」の重連がトンネルを出た瞬間を満開の桜とともに写している。

同社の新竹浩子社長は「コロナ禍で駅弁の売り上げは大幅に減った。暗いトンネルから出て世の中を明るくするような写真を選んだ。さらに駅弁ファンを増やしたい」と話す。

価格は1500円で、松阪駅構内の「あら竹売店」と同駅前商店街の「駅弁のあら竹本店」、大紀町滝原の「ドライブインあら竹」で販売する。問い合わせは、新竹商店(0598・21・4350)。【田中功一】

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DD51、満開の桜を疾走 三重・松阪の駅弁店、鉄道掛け紙シリーズ新作販売

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