JR東海は9日、東海道新幹線の雪害対策として、今年度は既存の対策に加え、新型スプリンクラー「エゼクタノズル・スプリンクラー」による散水の試行を12月から滋賀県米原市北方にて実施すると発表した。

東海道新幹線N700系

東海道新幹線では、冬季期間に列車の走行により舞い上がった雪が車両床下に付着し、塊となって線路に落下してバラストを跳ね上げることで、車両床下の機器を破損することがあり、これを防ぐために速度を落として運転する場合がある。

そのため、レール近傍の雪が列車の走行風で舞い上がって車体へ付着しないように、スプリンクラーで散水して雪を濡らしている。この散水には一般的なしくみのスプリンクラーノズルを使用しているが、水の粒が大きいと雪の表面にとどまらず、積雪内に沈下してしまう。とくに氷点下の気象条件下では、散水しても雪の表面全体に軽い雪が残り、それらの雪が列車風で舞い上がることで、新幹線車両に付着することがある。

新たに開発した「エゼクタノズル・スプリンクラー」は、ノズルに空気を送り込むことで、現行のスプリンクラーに比べて水の粒の大きさ(直径)を平均11%程度小さくし、氷点下の気象条件下においても雪の表面全体を濡らすことができ、列車風による雪の舞い上がりを起こりにくくする。空気を送り込んで散水することで、使用する水の量を抑えることもでき、線路延長20mあたりで1時間約100リットルの節水が可能となる。

エゼクタノズルを採用したスプリンクラーは日本初の試みとされ、試行期間は12月から来年3月まで。試行場所は滋賀県米原市北方、試行延長200mとなっている。

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JR東海、東海道新幹線の雪害対策は – 新型スプリンクラーの試行も

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