明治期、筑豊興業鉄道が地平を、九州鉄道が高架を行く、日本初の鉄道立体交差が誕生した地———折尾。

福岡県北九州市八幡西区堀川町にある、鹿児島線と筑豊線の接続駅、折尾駅ではいま、複雑な接続工事がすすんでいる。

明治期から十字で交差していた立体交差駅を、同一方向に線路を移設し高架化する連続立体交差事業。

鹿児島線、筑肥線、そして両線を結ぶ短絡線の複線6線を、仮線に移して高架化。途中でトンネルも介してつなげるという、複雑で難しい工事。

2021年1月2日には、鹿児島線の仮線が高架線に移り、新ホームを供用開始。

これにあわせて、1916(大正5)年に建設された旧折尾駅舎の外観を可能な限り再現した新駅舎が供用開始。北口、東口、西口が閉鎖され、新駅舎内改札口1か所に集約する。

鹿児島線 折尾駅 1月1日元日 深夜に線路切替工事で列車10本運休

2021年1月1日 23:30 から1月2日 4:50 まで、陣原〜遠賀川の線路切替、新駅舎開業、旅客通路切替にともない、上下10本の列車に運休が発生する。

◆運休する列車および区間

1月1日(金祝)
【下り】
普通列車 (下関 22:54 発⇒博多 0:51 着) 小倉から博多 運休
普通列車 (門司港 23:33 発⇒海老津 0:24 着) 小倉から海老津 運休
【上り】
普通列車 (久留米 21:33 発⇒小倉 0:08 着) 赤間から小倉 運休
普通列車 (久留米 22:06 発⇒赤間 23:53 着) 福間から赤間 運休
普通列車 (荒木 22:11 発⇒門司港 1:09 着) 博多から門司港 運休
普通列車 (二日市 22:21 発⇒折尾 0:04 着) 博多から折尾 運休
きらめき 18 号(博多 23:19 発⇒門司港 0:26 着) 全区間 運休
きらめき 20 号(博多 23:45 発⇒門司港 0:53 着) 全区間 運休

1月2日(土)
【上り】
普通列車 (博多 0:02 発⇒赤間 0:46 着) 福間から赤間 運休
きらめき 22 号(博多 0:10 発⇒小倉 1:05 着) 全区間 運休

◆臨時列車

1月1日(金祝)
【下り】
普通列車(小倉 23:20 発⇒折尾 23:47 着)※折尾駅はAのりばに到着(鷹見口)
普通列車(小倉 23:48 発⇒折尾 0:14 着)※折尾駅はAのりばに到着(鷹見口)

1月2日(土)
【下り】
普通列車(福間 0:18 発⇒博多 0:51 着)
【上り】
普通列車(折尾 0:31 発⇒門司港 1:13 着)※折尾駅はBのりばから発車(鷹見口)

大正5年当時の姿を再現した折尾駅舎

大正5年当時の姿を再現した折尾駅舎が、1月2日に開業。

新駅舎のデザインは、地域の要望を受け、市とJR九州が連携して検討し、「折尾駅舎の保全活用に向けた基本的な考え方」に沿って整備。

駅前広場と改札をつなぐ駅舎の内観は旧折尾駅舎の待合室をイメージした。

日本初の立体交差の歴史を伝承、駅舎記録保存調査も

日本初の立体交差が折尾にあったことを後世に伝えるために、実際に筑豊線で使用していたレールと枕木を展示。

事業着手前の立体交差があった時代の航空写真や、立体交差が分かるレール跡の明示を設置する。

また、JR折尾駅舎の歴史や姿を後世に伝えるとともに、新折尾駅舎へのシンボル的な部材の活用や、歴史的な外観の再現に活かすため、記録保存調査を実施。報告書を作成した。

こうした調査報告書は、図書館などで閲覧でき、調査結果の概要などは市のホームページで閲覧できる。

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日本初の鉄道立体交差、折尾駅の複雑な接続工事がすすみ鹿児島線が線路切り替え_新駅舎1月供用開始

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