JR西日本は23日、日本旅行との共同企画第1弾として、「271系新型ハローキティ はるかで行く車両基地入線 日帰りの旅」を開催した。当日はファミリー層を中心に、約160名が参加した。

JR西日本と日本旅行の共同企画第1弾として、271系「ハローキティはるか」で車両基地へ行く日帰りの旅を開催

今回のツアーは、JR西日本が安全安定輸送に取り組む鉄道事業のさまざまな場面を紹介し、鉄道の魅力を伝える一環として開催された。発売は日本旅行を通じて行い、基本料金は大人1人1万2,800円(2名以上で申し込んだ場合)、こども1人1万800円(小学生)・3000円(幼児)となっていた。

ツアーに使われた車両は271系「ハローキティはるか」。271系は関西空港駅発着の特急「はるか」の輸送力増強にともない、増結用の新型車両として2020年3月にデビュー。特急「はるか」の既存車両281系に連結され、9両編成(281系6両編成・271系3両編成)での運行を予定していた。今回のツアーは、通常の定期運行では見られない271系同士を連結しての運転だったため、鉄道ファンらの関心も高かったようだ。

271系のツアー列車は新大阪駅から出発
シックな雰囲気とハローキティとのバランスが良い271系の車内
トイレにもハローキティの姿が

271系6両編成のツアー列車は新大阪駅を発車した後、JR京都線(東海道本線)を一路東へ。約1時間かけて走行し、11時20分頃、野洲駅に隣接する網干総合車両所宮原支所野洲派出所へ入線した。現在、野洲派出所内ではJR西日本とソフトバンクの共同で「自動運転・隊列走行BRT」の実証実験を行っており、ツアー列車の車内からもBRT車両が見えた。

野洲派出所では列車に乗車したまま電留線に入った後、下車することなく折り返す。11時40分頃に野洲駅を出発し、JR京都線から東海道支線(梅田貨物線)、大阪環状線、阪和線を経て、次の目的地である吹田総合車両所日根野支所へ向かった。車内で昼食が用意され、大人向けに「ハローキティ版ひっぱりだこ飯」、小学生向けに「923型ドクターイエロー弁当」、幼児向けに「パンダくろしお弁当」が提供された。

野洲派出所内で実証実験を行う「自動運転・隊列走行BRT」の車両が見えた
車内で提供された弁当。写真左から「ハローキティ版ひっぱりだこ飯」「パンダくろしお弁当」「923型ドクターイエロー弁当」)
日根野支所では洗車体験を実施

日根野支所には13時15分頃に入線。洗車体験の後、運転台で記念撮影が行われた。洗車体験では、「ゴーッ」という音とともに薬品と水で洗車され、車体がきれいに。運転台での記念撮影では、こどもたちが運転席に座って撮影を行った。筆者も271系の運転席に座ってみたが、想像以上に前方の目線が高いことに驚いた。

スタッフの粋な計らいにより、日根野支所にいた287系「パンダくろしお」の行先・種別表示の変更も行われた。「北近畿 福知山」「急行 橋本」など、通常では見られない行先・種別が表示され、参加者たちを楽しませた。

271系の運転席を見学
運転席からの目線は想像以上に高い
日根野支所で留置された「パンダくろしお」
「パンダくろしお」の行先・種別表示器に「北近畿 福知山」「急行 橋本」の表示も

日根野支所を15時20分頃に出発した271系は阪和線を北上し、15時48分、天王寺駅の阪和線ホーム(1番線)に到着した。普段は天王寺駅止まりの列車が使用する高架の阪和線ホームに、271系が入ってくることもかなり珍しい。

今回のツアーの企画に携わったJR西日本近畿営業部の担当者によると、ターゲットをファミリー層にした上で、ハローキティの装飾で彩られた271系を選定したとのこと。新大阪駅を出発してから天王寺駅に到着するまで、一度も車外に出なかったが、これによってこどもたちの安全が確保されていたことも付け加えておきたい。

今回のツアーでは、通常の定期運行では見られない271系同士の連結が実現した

JR西日本では、日本旅行との共同企画第2弾として、12月24~25日に「D51-200 運行準備見学とSL クリスマス号の旅モニターツアー」を開催する予定となっている。

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JR西日本271系「ハローキティはるか」6両編成で車両基地入線ツアー

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