フラワー長井線を運営する山形鉄道(山形県長井市)など、全国40の鉄道会社が加盟する「第三セクター鉄道等協議会」は、自然災害などで経営が悪化した三セクを支援しようと、各社の車両を描いたクリアファイル「水彩スケッチ集 三セク鉄道物語」を販売している。

協議会が、2020年の九州豪雨で被害を受けた「くま川鉄道」(熊本県)や、16年の熊本地震で被災した「南阿蘇鉄道」(同)など、自然災害などで打撃を受けた鉄道会社を応援しようと企画。これまでも、社名にイラストなどを組み合わせた独自の「鉄印」を全国の加盟社がそれぞれ用意し、利用客に集めてもらう支援策を実施してきた。

クリアファイルはA4判で、鎌倉瑠璃舎(神奈川県鎌倉市)が作製。表には加盟40社の車両の「顔」が描かれ、裏には全国地図に各社の所在地が記されている。

原画を担当したのは鎌倉市在住の日本画家・村田林蔵さん。村田さんは約40年、画家として活動してきた一方で、東日本大震災の時、三陸鉄道(岩手県)を描いた絵はがきを販売し、売り上げの一部を被災地に寄付する社会貢献も行ってきた。

村田さんは「鉄道会社相互の『絆』『つながり』を感じた。クリアファイルの中で三セク鉄道の全車両が集まり『特別な物語』が表現できていれば幸いだ」とコメントを寄せている。

1枚400円(税込み)で、各鉄道会社の指定窓口などで販売し、山形鉄道では同社ホームページからも購入ができる。【藤村元大】

#車両 #イラスト #協議 #災害


三セク鉄道を応援 全40社の車両イラスト、クリアファイルに

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