近江鉄道の電車内で迷子を保護した滋賀県立八日市高2年、福本真士(まなと)さん(17)に9日、滋賀県警彦根署の笹木長幸署長が感謝状を贈った。東近江市八日市上之町の同校校長室で贈呈式があった。

福本さんによると10月18日午前11時ごろ、バスケットボール部の練習に向かうため日野駅から近江鉄道に乗ったところ、無人駅の朝日大塚で3歳の男の子が1人で乗り込んできた。「彦根口に行きたい」と話したので付き添うことにした。しかし、同駅で降りても出迎えはなく、ホームの自販機でアイスクリームを買ってしばらく一緒に過ごしたという。

男の子の手が汚れたため同駅近くの高校で水道を借り、教員の支援も受けて交番に届け出た。午後5時ごろになって、男の子を探していた両親と彦根署でようやく引き合わせることができた。

福本さんは男の子と目が合った時、「この子が行方不明になったら嫌だな」と感じ、迷わず手を差し伸べたという。「涙ながらに感謝され本当に良かった。表彰を機に今後は苦手科目の克服にも取り組みたい」と爽やかに話した。【伊藤信司】

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「この子が行方不明になったら…」1人で乗車の3歳男児 滋賀の高校生が保護

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